通販で新しい白衣を入手した時は、最初に生地の種類や洗い方を確認しておくことが重要です。「参照元 - ユニフォームタウン - ナガイ レーベン 白衣」
衛生を考えて使用するものなので、洗えないことはあり得ませんが、洗濯の条件は設定されていますから、生地を傷めないように予めチェックを行う必要があります。
大手の医療機関に勤めている人は、勤め先でクリーニングのルールが定められていたりするので、それに従いお手入れをするのが無難です。業者が引き取ってクリーニングしているのであれば、素直に提出して任せることが大切です。
金額は契約内容によりますが、安ければ一着1千円程度、高くても2千円以内には収まるケースが殆どです。中にはワンコインでOKという業者も存在するので、高額な料金が請求される心配は無用となっています。しかし、実際は本人がクリーニングを行うルールを定めている医療機関も多く、自宅に持ち帰って洗っている人が少なくないです。
このルールは、衛生管理の厳しさによって決まりますから、厳格な施設ではクリーニング1つのルールも厳し目です。逆にそれほど厳しくない施設では、白衣を単なるユニフォームと考え、自宅で洗濯を行うようにルールを決めている場合もあります。
自宅でクリーニングを行うなら、ポケットの中身をチェックして取り出し、シミがついていないか確認するのが先決です。ポケットは何かと使用する機会があるので、洗う前に中身を確認する習慣を持ちたいところです。仮にもし中身の取り出しを忘れてしまえば、大切なメモがしわしわになってしまったり、何気なく入れた小物を紛失するような問題が生じます。
手間としては小さくほんの数秒ですから、クリーニングの際に洗濯機に入れる前に、必ずポケットに手を入れて中を探りましょう。白衣の購入は通販で可能ですが、ポケットの中身は買えるとは限らないので、面倒でも念入りにチェックすることをおすすめします。
通常の範囲の汚れ以外に、明らかにシミがついてしまっている場合は、洗う前にシミ落としの処理が必要となります。
良くあるのはボールペンなどのインクで、何時の間にかペン先が触れてしまいシミができるパターンです。インクの種類によって対処法が変わってきますから、なるべく水性なのか油性なのか判別できるのが望ましいといえます。
水性は油性よりも簡単に落ちそうなイメージですが、実は繊維の奥に染み込みやすいので厄介です。しかし、普段使用している洗濯用洗剤と漂白剤が使えるので、シミの落とし方さえ分かれば綺麗にできます。基本は、汚れの広がりを防ぐ為にタオルを当てて、上から洗剤や漂白剤をつけてブラシで叩きます。
ブラシは直ぐに叩き始めるよりも、洗剤などがシミに馴染んでから叩くと効果的です。大抵のシミはこれで落とせますから、ボールペンのインクが付いてしまったら、洗剤と漂白剤の順で叩き洗いをしてみましょう。
一方の油性インクは、油を分解する除光液やいわゆるエタノールが役立ちます。
除光液は女性なら持っている可能性が高く、身近な人から借りられる確率が高いので、案外白衣のシミ落としに活躍する機会が多いです。使い方は洗剤と同じで、まずはタオルを当てて汚れが余計に広がるのを防ぎます。
この時に強く擦ってしまうと、生地が傷み薄くなってしまいますから、くれぐれもゴシゴシとは擦らないように要注意です。ブラシはシミに対して垂直に落とし、裏側のタオルに移す感じで叩くことが肝心です。シミは完全に落とす必要がないので、ある程度薄くなったら後は洗濯機に任せます。
他のタイプのシミも同様で、白衣が汚れてしまったら種類に合わせて洗剤を選び、叩く方法でシミ落としに挑戦してみるのがおすすめです。何時の間にか汚れが付着しており、それが時間と共に黄ばんでしまった時は、また違った方法でシミを抜くことが必要です。
黄ばみで有名な汗ジミは、リンゴの断面のように酸素に反応して酸化していますから、色濃く厄介な汚れです。ただ洗うだけでは落ちにくく、全く薄くならない場合もあるので困りものです。夏場は特に汗を掻きやすく、最初は汚れていなくても時間と共に黄ばみが強くなる、そういう時間差によるシミの発生もあるので、正しい落とし方を身につけておきましょう。
黄ばみ落としの基本は漂白で、酸素の力で汚れを落とす酸素系洗剤を選ぶのが正解です。酸素系は液体ではなく、粉末タイプの方が強力ですから、これを溶かした液に漬け置きしたり部分的に叩き洗いをします。漬け置きの際はやや高めの温度が望ましく、黄ばみのもとが分解されるのをしばらく待ちます。
シミが薄くなったら洗濯機ですが、まだ残っているようであればより濃い目の液で叩き洗いとなります。
汗自体は水溶性なので、洗剤で洗うだけでも落とせなくはありませんが、時間が経つと強力に染み付くので厄介です。汚れは落とせますが、何度もシミ落としが必要になると大変なので、通販で新しい白衣を購入したら、脇用の汗吸収パッドなどを挟んで汚れを防ぎましょう。
汗対策を行った上で、自宅におけるクリーニング技術を身につければ、どんな汚れも怖くなくなります。